「発光液」についてのクリエストの考え きっかけ・・・ 鮮やかな演出効果で、披露宴の定番となった発光液演出ですが、参入業者が増えるにつれその質も変わりました。残念ながらお客様からの発光液の成分に関する質問に対し「リンスのような成分」と説明をする業者も未だに存在しいるようです。 他社のやり方にケチをつけて邪魔するつもりはありませんが、この業界の一員として、業界の発展のため、今まで公にすることをタブー視してきた「発光液に対する考え」を「問題提起」しておかなければならないと考え、ここに記しました。 発光液の国内メーカー 演出に使用する「発光液」は、そのほぼすべてが国内メーカーからの仕入れに頼っています。しかし、各メーカーによって「安全データーシート(MSDS)」に液の成分と諸注意、緊急時の対応等が違っているのが現状です。 従来の発光液の成分に関して 発光液は、蛍が発光する仕組みを化学的に再現した「」を利用しており、主成分として環境ホルモンの疑いがあるとされる高濃度の「」がつかわれています。「」などは無害だと主張していますが、未だに「グレーゾーンの物質」として論争が続いており、経口投与、経皮接触ははばかれる溶剤の一種です。 宴席で使うものだからより安全なものを・・・ あるメーカーの安全データーシートには「使用には適切な保護具を使用すること」と書かれていますが、保護具が何かは書かれていません。別のメーカーには「揮発性の蒸気に触れる場合、呼吸保護マスクを着用するか、局所排気装置を使用する」と書かれていますが、宴席でマスクをすることなど問題外です。 メーカー側は「宴席は日常的じゃないから大丈夫」と言いますが、100%安全なものでないならば、誤飲などが発生しないような万全の対策が必要となります。
まとめ 私たちは、この業界に係わる者の企業責任として発光液の安全性や、販売ルートの健全性、透明性なども担保しなければならないと思っています。 この「発光液の演出」をお選び下さった新郎新婦、そしてそのお二人がはぐくむ子供達の世代に、いまよりも1mmでも良い環境を引き継ぐため、今を生きる我々が誇りと正しき心を持って行うべき「義務」だと思っています。 2019年 1月15日一部改編 有限会社 クリエスト 代表取締役 小川茂樹 |